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1995-08-17
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6KB
|
152 lines
Polygon data handling TOOLs (for EASTRAY)
PTOOL revision 4.3 : Aug. '95
Copyright(C) 1991-1995 M.Satoh(MARIN/NIFTY:HBA00106)
PTOOLはEAST氏作のレイトレーシングソフトEASTRAYでサポートされている、MONOLITH
形式のポリゴンデータに対して幾つかの操作を行うためのツール群です。
(MONOLITH形式に関しては別途添付の"POLYGON.DOC"を参照の事)
○PTOOLとは?
EASTRAYでポリゴンデータをレンダリングする際に、綺麗にレンダリングできない
等不都合が生じた時にも効力を発揮するものと思います。元々は自分で必要になった
ため作成したのが、わりと身近で要望があった事からツールとしてLIBにアップする
ようになったものです。
例えば、所々ポリゴンが黒く抜けてしまうというような現象は割りと良く経験する
所ですが、これはポリゴンが歪んでいる事が原因である場合がほとんどです。
このような場合には、その歪んだポリゴンを分割してしまうのが対応の早道ですが、
そんな時はこのPTOOLの「TO3」を利用できます。
また、市販のモデラーソフトの中には文字フォントをポリゴン化してくれる物も
ありますが、この手のデータは凹型のデータになり易いという特徴があります。この
ようなデータは処理上に不都合を来す場合もあるので、できれば全て凸型に分割して
おきたい所ですが、そんな時も「TO3」が利用できます。
(ただしEASTRAYでは、歪んでさえいなければ凹型ポリゴンでもレンダリング可能)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
また、簡単な山や岩のような自然ぽい形状を作成するのに「FRACTAL」がお役に立つ
でしょう。その他にも、あるとお役に立つであろうというコマンドが幾つかあります
ので、是非色々いじって試してみてください。
なお、各コマンドが出力するメッセージが、日本語だったりいいかげんな英語だった
りと統一されていない部分もありますが、特に処理自体や使い勝手には影響無いと思い
ますので、その点についてはご容赦ください。(^^;)
○ファイルに関して
今回提供されるファイルは以下の通りです。
・"PTOOL.DOC" ---------- このファイルです
・"POLYGON.DOC" ---------- MONOLITH形式について
・"PTOOL.MAN" ---------- 各ツールの使用法の説明
・"TWIST.ORG" ---------- TWISTのオリジナルドキュメント
・"TWIST.DOC" ---------- TWISTのドキュメント
・"WISEMT.EXP" ---------- WISEMT 実行ファイル
・"FIRET.EXP" ---------- FIRET 実行ファイル
・"FRACTAL.EXP" ---------- FRACTAL 実行ファイル
・"TO3.EXP" ---------- TO3 実行ファイル
・"TWIST.EXP" ---------- TWIST 実行ファイル
・"ROOP2F.EXP" ---------- ROOP2F 実行ファイル
・"roop.d" ---------- ROOP2F用サンプルデータ
・"roop.p" ---------- 〃
"roop.d"および"roop.p"は"ROOP2F.EXP"用の元データのサンプルです。同じデータ
をラインデータ("roop.d")とポリゴンデータ("roop.p")で用意しました。詳しい事
はPTOOL.MANを参照ください。
またTWIST.EXPについては、移植ものでもある事からオリジナルドキュメントとPTOOL
版ドキュメントを別にしています。
○実行方法
各ツールは、DOSコンソールモード上で実行する事をお薦めします。勿論アイテム登
録して使用することもできますが、実行時にデータファイル名や幾つかのオプションを
指定しなければならない仕様のため、アイテム登録のパラメータとして設定する必要が
あり設定変更の頻度も高くなると予想されるためです(それは面倒でしょ? ^^;)。
PTOOLの各ツールは全てDOS-EXTENDER上で動作する"*.EXP"というファイル形式になっ
ています。実行にはFM-TOWNSのT-OSに付属の"RUN386.EXE"やフリーウェアの"386.COM"
等を利用してください。
なお、DOSコンソール上で"RUN386.EXE"を使って実行させる場合、RUN386のオプション
"-nocrt"を付けて実行することをお勧めします。そうしないと、コマンド終了後すぐに
画面がクリアされてしまい、扱ったデータの頂点数やポリゴン数等の表示情報が見れな
くなるので注意してください。
○補足
今回新しく追加されたツール「ROOP2F」ですが、元データとなるループデータを作成
する環境を用意できませんでした(TOWNS用には簡易ツールがあるが今の所非公開)。
その為どの程度利用度があるか分かりませんが、ループデータさえ用意できれば形状
作成の自由度が上がるだろうとの期待を込めて追加してみました。
ループデータのサンプルを添付しておきましたので、まずはこれで試してみて大体ど
んな事ができそうか見てみてください。
将来的にはTOWNS用にならばサポート環境というかもっと統合的な環境を用意できる
可能性もありますが、とりあえず少しいじってみた後のご意見/感想をいただけると
幸いです。
○修正内容 (4.2 -> 4.3)
丸一年振りのバージョンアップです(^^;)
ここでは、Revision 4.2からの修正とバージョンアップした点について記しておき
ます。
[Revision 4.2]
・"-a"オプションで指定されたポリゴンオプションの正誤チェックと元データの
ポリゴンオプションとの重複チェック機能の追加。
・FIRET.EXPで"-l"オプションの省略値を1にした。
・他内部データ構造等細かい修正。
・VIEWP.EXPを外し、別途アップする事にした。
[Revision 4.3]
・ポリゴンファイルの読み込み処理の細かい修正。
・TO3.EXPで三角形分割が上手くいかないパターンがあった。その点も考慮し、
全面的に処理内容を見直し整理した。それによって分割の方法も変更。
・FRACTAL.EXPは今まで元ポリゴンデータの全部が三角形である必要があったが、
今回三角形以外のポリゴンが含まれていても処理できるようにした。
・WISEMT.EXPの仕様を一部変更し、他と離れたポリゴンが含まれていても処理を
続けるようにした。
・新しくROOP2F.EXPを追加。
○質問,バグ,使用感の報告について
作者は、質問,バグ,その他使用感についての報告をお待ちします。PTOOLの使用
において何か気づいた点がありましたら、お気軽に作者まで報告をお願いします。
報告先としては、NIFTYのメールでも構いませんが、なるべくなら他のユーザの為に
も会議室等への発言としてお願いします。場所としては、FPICSTの<EASTRAYサポート
会議室>をお勧めします。
○著作権,配付について
このプログラムの著作権は作者である私、佐藤 雅弘(MARIN/NIFTY:HBA00106)が
保有するものとします。
このプログラムを利用することは自由ですが、そのことによる損害等が発生しても
当方は責任を負うものではありません。
また、配付に関しては「必ず添付ドキュメントも全て揃えての上」であれば、特に
制限するものではありません。また他のフォーラム,ネット等に転載する場合は、作者
にその旨をご連絡くださると幸いです(事後連絡でも可)。
商用目的の配付に限っては、必ず事前に作者までご連絡くださるようお願いします。
Aug. '95
*** NIFTY:HBA00106/佐藤 雅弘/MARIN ***